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日本舞踊【鷺娘】の全詞紹介2

妄執[もうしゅう]の雲晴れやらぬ朧夜[おぼろよ]の恋に迷いし我が心
忍山[しのぶやま]口舌[くぜつ]の種の恋風が)

吹けども傘に雪もつて
積もる思ひは泡雪の
消えてはかなき恋路とや
思い重なる胸の闇
せめてあはれと夕ぐれに
ちらちら雪に濡鷺のしょんぼりと可愛[かわゆ]らし

迷ふ心の細流れ
ちょろちょろ水の一筋に
恨みの外は白鷺の
水になれたる足どりも
濡れて雫[しずく]と消ゆるもの

我は泪に乾く間も
袖干しあえぬ月影に
忍ぶその夜の話を捨てて

縁を結ぶの神さんを
(うらみて初手はついひぞりごと届かぬ思ひ浮名立つ
 ほんに涙の氷柱[つらら]さえ
 解けて逢瀬の嬉しさも)
余る色香の恥ずかしや

須磨の浦辺で汐汲[しおく]むよりも
君の心は汲みにくいさりとは実に誠と思はんせ
繻子[しゅす]の袴[はかま]の襞[ひだ]とるよりも
主[ぬし]の心が取りにくい
さりとは実に誠と思はんせ
しやほんにえ
(白鷺の羽風[はかぜ]に雪の散りて花の散り敷く景色と見れど
 あたら眺めの雪ぞ散りなん雪ぞ散りなん憎からぬ)

恋に心もうつろひし
花の吹雪の散りかかり
払ふも惜しき袖傘[そでがさ]や
傘をや傘をさすならばてんてんてん日照傘[ひでりがさ]
それえそれえ
さしかけていざさらば
花見にごんせ吉野山
それえそれえ
匂ひ桜の花笠[はんながさ]
縁と月日の廻りくるくる車笠
それそれそれさうじゃえ
それが浮名の端[はし]となる

添ふも添はれずあまつさえ
邪慳[じゃけん]の刃[やいば]に先立ちて
この世からさえ剣[つるぎ]の山

一樹[いちじゅ]の内に恐ろしや
地獄のありさま
ことごとく
罪を糺[ただ]して閻王[えんおう]の
鉄杖[てつじょう]まさにありありと
等活畜生[とうかつちくしょう]衆生地獄[しゅじょうじごく]
あるいは叫喚[きょうかん]大叫喚[だいきょうかん]
修羅の太鼓は隙[ひま]もなく
獄卒四方[ごくそつよも]に群[むら]がりて
鉄杖[てつじょう]振り上げ鉄[くろがね]の
牙噛み鳴らし
ぼつ立てぼつ立て

二六時中[にろくじちゅう]がその間
くるりくるり追ひ廻[めぐ]り追い廻り
終[つい]にこの身はひしひしひし
憐れみたまえ
我が憂身[うきみ]
語るも泪[なみだ]なりけらし
(姿は消えて失せにけり)

【ご注意】

■ ()・・・カットされることもある歌詞です。

■ []・・・読み仮名です。ぜひスムーズで滑らかな鑑賞をしていただきたかったので、付け加えました。