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日本舞踊【鷺娘】基礎データ

■宝暦二年(1762)四月、江戸・市村座の変化舞踊『柳雛諸鳥囀』[やなぎにひなしょちょうのさえずり] の一節が独立した曲

■作詞:不詳/壕越二三治とも言われる

 

■作曲:富士田吉次・杵屋忠次郎

■曲全体が三下がりで、しっとりとした曲調。

■時間:約30分~35分

初演は、宝暦十二年四月といいますから、西暦に直すと1762年のことです。およそ230年以上も前のことです。

初演場所は、江戸は市村座で、二世瀬川菊之丞です。

実はこのとき、初めて回り舞台が使用されたといわれています。ある意味では、初演からいきなり、舞踊家にとっても、観客にとっても、 とてもインパクトのある演目だったということかもしれませんね。

このときは、『残雪槑曾我』[のこんのゆきかついろそが]の二番目狂言、大詰所作事として演じられ、【鷺娘】は、五変化舞踊「鷺娘」 「うしろ面」「傾城」「花笠踊」「布袋」のうちのひとつだったのです。

全曲三下がりで通していて、名曲と言われる曲のひとつです。

 

現在の【鷺娘】の土台を築いたのは、九代目市川団十郎です。

初演からの流れに、

■クドキを追加

■寝鳥の合方を追加

■セメ(責め)に、羽ばたきという合の手を入れた

などなどの改訂を施して、現在上演されている【鷺娘】の土台を築き上げました。

日本舞踊【鷺娘】041