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日本舞踊の基本構成5

五要素の感じが何となく掴めましたでしょうか?

では、もう少し細かく、ひとつひとつの要素について、見ていくことにします。

1.置(おき・オキ)

「置」は、その曲のイントロにあたるもの、という考え方が、一番理解しやすいかもしれません。作品の場所、人物、季節等といった、 作品の設定状況やこれから登場してくる人物についての説明が語られる部分です。

正確に表現すると、長唄では「置唄」といい、浄瑠璃系統では「置浄瑠璃」といい、能では「次第」にあたります。

「置」では人物が登場するとこは、ほとんどといってよいほどありません。西洋のクラシック音楽の世界でいう「序曲」 にあたるものといってよいかもしれません。

また、この「置」があることは、演者が登場しない空白の舞台空間を作りだし、音楽だけが流れる事で、観客のこころを鎮め、 ざわめきを鎮めつつ、作品の雰囲気に誘い込んでいくという効果がある部分です。