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「変化物」 日本舞踊【鷺娘】用語

変化物[へんげもの]

変化物の「変化」は、素早く変身する、といったようなニュアンスがあります。

ですから、通常の「変化[へんか]する」といったことばとは、少し違った理解をする必要があります。

日本舞踊において「変化物」というとき、本来は、小品舞踊をレビュー的に組み合わせてひとつの外題にまとめた舞踊をさしていいます。

組み合わせには様々なものがありますが、七変化を中心として、三変化から一二変化まであります。

雪月花に見立てた三変化から、春夏秋冬の四季になぞらえた四変化、十二支・十二ヶ月になぞらえた一二変化まで、 様々な趣向が凝らされた組み合わせの舞踊といえます。

ただ、現代まで完全な形で伝承されてきている「変化物」は、「六歌仙容彩」[ろっかせんすがたのいろどり]だけ、とも言われています。 現代ではコレを一人で上演するケースは、ほとんどありません。

現代の変化物は、一曲一曲の小品舞踊に解体されて、単独で上演されるようになっており、それぞれの舞踊曲は、現代日本舞踊のなかでは、 主要なレパートリーとなっています。

「鷺娘」は、宝暦十二年(1762)四月、江戸・市村座初演の「柳雛諸鳥囀[やなぎにひなしょちょうのさえずり]」 という変化舞踊の一部が独立した演目となっています。