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「クドキ」 日本舞踊【鷺娘】用語
クドキ[くどき]
女性の側から、恋や嫉妬の心情を訴えてくどく場面のことで、女の情の変化を形で表す、その曲のクライマックスにあたる部分といえます。
もとは、口説(くぜつ)から来ているといわれ、女性が男性相手に、自分の心を訴えるパターンが多いのも、クドキの特徴といえます。
相手がいるつもりで踊りかけるようにすすむこともあります。『京鹿子娘道成寺』や『保名』 も一人の踊りで、相手がいるつもりで踊りかけていきますので、これに当てはまります。手を握ったり、相手の胸を叩いたりといった仕草・ 振りで、深く心情を訴えかけるかたちをとるのです。
また、踊り手にとっては、肉体的には、もっとも苦しい場面ともいえますが、一曲のクライマックスですから、 踊り上げなければならない場面となります。テンポもおそく、どちらかというと、「踊りつめる」といった表現が適切なのかもしれません。
一方、唄方にとっても、唄の聞かせどころといえる部分ですから、囃子方(鳴物)の演奏は、控えるかたちをとります。
鷺娘においては、「縁を結ぶの神さんに 取り上げられし嬉しさも」からがクドキとなります。
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